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ジヴェルニーってどこよ?

えー、旅行記ばっかりになってきましたが、
そんなに頻繁に遊んでるわけじゃないと思いたいです。

でも、まぁ、日本にいたときよりは、、、ずいぶんと遊んでるか。

と、とにかく、現実逃避できるうちにしとかないと。
ということで、ジヴェルニーというパリの田舎に行きました。

出発前日の夕方、一本の電話がなりました。

『明日、ジヴェルニー行くから。13時にサンラザール駅で。じゃね。』 脚色あり。

翌日、素直にサンラザール駅へ。
余裕を持って家を出たのに、途中、地下鉄が動かんという
アクシデントに見舞われつつ、超ギリギリで到着。
旅ご一行様、総勢7人?だったか?

すべて日本人です。
久々の日本語漬け。
マニアにはたまりません。(何の?)

電車に揺られて39分。
激チカの田舎、VERNONに到着。
そこからGIVERNYまで自転車で行くか、バスで行くか、
五分悩んでバスに決まる。

バスに乗って15分ほどして、田舎の田舎のジヴェルニー到着。
少し歩いてモネの家の前へ。

遅れてくる二人をトランプをしながら待つ。

掛け金を支払ってから(この場合はタバコ一本)、
一人一枚トランプをとり、それを見ないで額に当てる。
自分のカードがわからないまま、他人のカードの強さを見て判断し、
チクチクといじりあいをしながら、掛け金UPを要求するか、
勝負をするか、勝負を降りるか決める。
(一番強いのは、スペードのエース。ババは抜いておく。)
(ルールは知ってるけど、名前知らない。知ってる人、名前教えて。)

ちなみに、間抜けに見えるので、屋外でやるゲームではありません。
チケット売り場の駐車場でやってたら、注目度大でした。

で、結局負けつつ、大富豪(大貧民)で勝ちつつ、待ちました。
というわけで、遅れていた人たちも着いて、みんなでモネの家へ。

マニアにはたまりません。

たしか静岡にもありますが、モネの家には、睡蓮の咲く庭があるわけです。
もちろんこっちがオリジナル。静岡はこれを再現したもの。

池以外にも、モネの描いてたバラ園や、癒し系草花が広がっております。
バラ園の絵は、モネが目を患っていたときに描かれたものを見たことがありますが、
炎が渦巻いてるようにしか見えませんでした。
白内障の後遺症って、すごいです。

マニアには、、、。   関係ないか。。。

そんな変な風景のカケラもないほどきれいな庭園です。
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もちろん、家にも入れます。
よく写真にでてくる黄色い部屋は、食堂でした。
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家の中は撮影禁止ね。

で、池ね。(睡蓮の池:Etang des Nymphes)
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彼の作品は、オランジュリー美術館・マルモッタン美術館・オルセー美術館ほか、
世界中に散らばっているわけですが、彼はその睡蓮の連作の中で、
水面の表情にとっても敏感だったイメージがあります。

池の中の生き物が動かす水面、睡蓮が風に揺れる波紋、風そのものが起こす波。
水面に写る揺れる木々の陰、それが実は層のように写っている様。

どう見ても決して蒼くはないその水面が、
彼の作品の中ではとっても深い藍や淡い青になってました。
なんの疑問ももってなかったけれど、この庭を見た今、
そんな当たり前のことがとっても不思議。

彼女たちはそんな色を描くことができるんでしょうか?
ジヴェルニーってどこよ?_f0064540_92827100.jpg


そして、彼女たちは、そこで写生できていることが、
どんだけ恵まれているのかわかっているんでしょうか?

いい親もったな。



マニアにはたまりません。



で、みんなでパリ帰ってカレー食ってワイン飲んで、、、、また吐いちゃった。。。
ったく、人生何度目の涙の反省会@トイレなんだか。。。

真っ赤だし。。。
きも。。。
by hi_loutrec | 2007-09-01 09:33 | 外出・旅行・レストラン
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